LOTUS STUDIO BLOG
これから何が起こるか。我々は何をすればよいのか。
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8月14日(日曜)NHK ETV特集『アメリカから見た福島原発事故』は、福島第一原発一号機、GE製、通称「Mark 1」が欠陥商品であったことを暴露するレポートだった。
番組自体はよく取材されていて高く評価するが、惜しむらくはタイトルだ。
これでは、期待値に対して誤解を与えてしまう。もっと内容に直接切り込むようなタイトルにすべきだった。

mark1

さて、この番組によれば、アメリカでは1981年の段階で既に「全交流電源喪失」になった場合には「Mark 1」で水素爆発と炉心溶融事故発生が発生することがシミュレーションされ、ちゃんと報告書として提出されていた。
しかしそれは、確率からいえば非常に低いとの楽観論から、無視されてしまった。
結局、日本でもアメリカでも中国でも、支配層にある人々というのは、先ず自分たちの欲求実現ありきであって、そのために情報や状況を都合よく書き換えたり、組み立て直してしまうものなのだ。


一時期、ニュースで盛んに言われた「ベント」というものも、この「Mark 1」の基本的な欠陥を認識した上での非常用として、後から付けられたものであった。
それは、本来、放射能を外に漏らさないための圧力容器の破壊を防ぐために、放射性物質が含んだ高圧の蒸気を外に逃がして回避するという、矛盾した解決策であった。
つまり、重大な放射能汚染を引き起こすのよりは、軽度の放射能汚染の方がまだいいだろうという、妥協の産物であった。


ところが福島第一原発の事故では、配管中にある2箇所のベントのうちの一箇所が、すぐには開かなかった。(そりゃそうだ。想定外ということで、たぶんいじった事もなかったんでしょう)
それで、結局、重大な放射能汚染事故が発生してしまったというオソマツだったのだ。
要するに言われたような「想定外」ではなく、「想定」はされていたが「無視」されてしまったのだ。


福島第一原発で事故が発生した直後、日本での報道よりもずっと早く、アメリカ議会で事故の成り行きが憂慮されていたことを、僕は不思議に思っていた。
しかしこの謎が解けた。
アメリカは、「全交流電源喪失」になった場合の、水素爆発と炉心溶融事故発生を当然予測していた。
そして非常に早い段階から、無人偵察機のグローバルホークや、空中の放射線量を測る飛行機を飛ばして、実際にメルトダウンが起きていることを掴んでいたのである。

globalhawk

知らぬは、日本国民ばかりナリ。
この間、東電と政府は、うそ情報を流し続けたわけである。
「なぜか」ということは、既に多くの国民が知るところとなった。
それは政治と、東電と、マスコミとの癒着の構造である。


これはもう「未必の故意」(放っておけばそうなるかもしれないなーと知っていながら、なんもせんまま結果として起こっちゃった事故、事件)の犯罪だと思うのだ。
太平洋戦争で、180万人(推定)もの兵隊さんを餓死させた当時の指導者と、メンタリ恥ーはまったく同じだ。
「福島の県民がどうなろうと、わしゃ知らん」というスタンスなのだ。


僕は、この事故を「犯罪」として、当時の関係者を法廷に引き摺り出す必要があると思うのだ。
そうして、実際に何があったのかを、国民の前に明らかにしないと、次に進んではいけないと思うのだ。


太平洋戦争の時は、極東国際軍事裁判で、戦勝国が日本の指導層を裁いた。
しかしあれは、良くなかった。将来に禍根を残した。


戦争行為そのものは、国際法の上では、認められた外交手段の一つだった。
だから、日本の指導層を裁くことができなかったので、極東国際軍事裁判では、それまでの国際法廷にはなかった「平和に対する罪」という犯罪を急遽でっち上げて、それに抵触する人を「A級戦犯」として裁いた。
でもそれなら日本の民間人を大量殺戮したアメリカだって、もっとひどい「人道に体する罪」を犯しているってことになる。


そうじゃなくて、日本の指導層は、日本人が裁くべきだったのだ。
なぜ、負けると解っていた戦争をおっぱじめ、同胞を餓死や特攻作戦に追い込んだのか? いったいそれは誰が画策したのか? 背景にどういうメカニズムがあったのか?
それを明らかにしないまま、「A級戦犯」で決着したから、靖国神社への合祀がどうのこうのという議論にすり替わり、指導層の国民に対する責任というものがついに追及されなかったし、戦後も同じ体質が生き残ったのだ。


だから、3度目の原爆が落ちた(日本の指導層がアメリカの技術を借りて落とした)この際に、裁判を起こして、日本の指導層の犯罪を、日本人がきっちりと裁く必要があると、僕は思う。


●関連記事/映像
http://www.youtube.com/watch?v=UglFBcwlhao
http://musubu2.sblo.jp/article/47374904.html
http://orange.ap.teacup.com/tabibito1961/1416.html
https://spaceglow.wordpress.com/2011/05/13/
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