LOTUS STUDIO BLOG
これから何が起こるか。我々は何をすればよいのか。
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太平洋戦争の検証番組を見て。


毎年この時期になると、NHKでは太平洋戦争に関する検証番組が多く放送される。
近年、これまで極秘とされていたり、人知れず眠っていた文書や映像が新たに発掘され、これまでの歴史認識を大きく変えつつある。


8月13日放送のハイビジョン特集『ヒロシマの黒い太陽』は、原爆製造に至るアメリカ政府の深い闇と、そして使用にまで突き進む政治的駆け引きを描いていて、興味深かった。
アメリカはこれまで、人類初の原爆使用を「太平洋戦争を集結させることに貢献した」と自己正当化し、アメリカ国民もそれを信じ込まされてきたのだが、実態はそんなものではなかったというのだ。


当初はナチが最初に原爆を製造することに怖れを抱き、それに勝ろうとして原爆製造に着手するも、その行動はルーズベルトの次の大統領、トルーマンさえも知らなかった議会に内緒の核開発であった。
しかし、巨額の使途不明金の存在が明るみになるにつれ、その「成果」を示す必要から、すでに戦局は終了に向かっていた日本をターゲットに、大急ぎで使用実験に踏み切ったというのが真相らしい。


しかもウランやプルトニウムの製造には多くの人間が携わっていたが、人体への放射線の影響を調べるために、患者には内緒でプルトニウム溶液を注射する人体実験も行っていたというのだ。
この患者たちは後に死亡し、プルトニウムの高い毒性が検証されたが、アメリカ政府は人体実験の事実と補償問題が起こるのを警戒し、この事実を隠蔽してしまう。
恐るべし。アメリカ帝国。この残虐非道。


続いてNHKスペシャル『日本人はなぜ戦争へと向かったのか?』。
太平洋戦争での日本軍の死者はおよそ300万人と言われている。
しかしこれらの死者の6割以上は、実は戦闘で亡くなったのではなく、「餓死」によるものであったという事実。
つまり180万人くらいは、日本国の政治的リーダーの不作為によって殺されたのだ。
ひどい!


いったいなぜこんなことが起こったのか?
番組では4つの問題点を上げる。
すなわち、


(1)外交戦略のなさ
(2)硬直化した官僚組織(軍)
(3)メディアの体質
(4)決断力なきリーダー


の4点である。
外交に関しては、情報収集力もしたたかさもなく、世界は「こんなものだろう」という島国発想。
当時、最大の官僚組織であった陸軍内部に起こった派閥抗争と事なかれ主義。
報道自主規制の中で、事実を伝えず、大本営発表垂れ流しで熱狂を作って行くメディア。
そして、その場しのぎの対応に終われ右往左往するリーダー。


なんのことはない。
福島第一原発事故のときの政府対応と、ソックリではないか!
戦後66年も経っているのに、その間、まったく進歩がなかったのか?
66年といえば、2世代が交代している筈。
ああ、それなのに。


これが日本人の体質なのか?
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