LOTUS STUDIO BLOG
これから何が起こるか。我々は何をすればよいのか。
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12日のニュースで、サラッと、ごくごくサラッと、福島原発1号機で、原子炉格納容器、原子炉圧力容器ともに穴が空き、メルトダウンが起きていることが報じられた。
そして、東京電力は記者会見で、例によって、他人事の様に「それほど深刻な事態にはなっていない」と語った。
どこが!


一ヵ月前は、貯水池の放射線量がちょっと上がっただけで大騒ぎして、ペットボトルの飲料水を緊急配布していたのに。
それよりは、遥かに、遥かに深刻な事態じゃないか。
もしも、もしもだよ。今日公表されたことが、一ヵ月前、二ヵ月前に報道されたとしたら、もの凄い「恐怖」を国民に与えていた筈だ。それなのに、このサラッと感はなんなの?


前にも書いたんだけど、福島原発事故のその後の対応を見ていると、「大本営」ってきっとこんなだったんだろうなーって思うんだよ。


1)ネガティブ情報の小出し作戦
2)小出し作戦のための御用マスコミの一元的利用
3)責任をとる者の不在


それで、情けないことに、これが功を奏しているのね。
もはやメルトダウンにも驚きはしないんだよね。
冷却水に浸かってないから、再臨界が起こる可能性も大なのに‥‥。
日本人は熱しやすく冷めやすいってよく言われるんだけど、本当にそうなんだなぁ。


それと今日の会見で、「メルトダウンとは、溶融した燃料が格納容器まで破って、チャイナシンドロームのような状態になることと捉えており、今のような状態はメルトダウンではない」という、メルトダウンに対する新しい定義も、東京電力から発表された。
僕は、「あれ? じゃあ、チャイナシンドロームはなんて言い換えるの?」と思ったけど、ま、細かいことは言わないことにする。
でも、原子力非安全・不安院は、4月18日の会見で、溶けた燃料棒が原子炉下部に落ちることをメルトダウンと定義して「メルトダウンは起こっていない」と言ってたんだけどなぁ。


今日の状況は、大前研一氏によれば、3月下旬の段階で全部予測がついていたことなんだよね。(4月1日のブログに動画貼ってあるから、よかったら見てね)
メルトダウンも、30キロ圏が封鎖になることも、発電所を最終的には石棺にするしかないことも、でもその仕事をスタートさせるまでに何年もかかることも。


僕なんかは、避難所生活をしている人に、「もう戻れないんだよ」とできるだけ早く伝えるべきだと思うんだが、そうじゃないんだね。
政治的には、それはよくないんだね。
政治的には出来るだけ小出しにして、「希望」を持たせながら、徐々に「絶望」を納得させるというやり方をすべきなんだね。
若い政治家の皆さん、勉強になったね。


それにしても、この「東京電力調」というか「他人事モード」というか、言葉は丁寧なんだが肝心な事や深刻さが全然伝わらない、というのは、なんなんざんしょ。これが東電の「お家芸」だとしたら、その演技力は大したものだ。
ポイントは「確認しております」「示しております」「思っております」「考えております」の「おります」の使い方だね。
これを、語尾に順番に付けながら使い回して行くと、見事に「東京電力調」になる。
言葉遣いは丁寧だが、どこか他人事、という責任回避話法の完成だ。
大企業の責任ある地位の皆さん、勉強になったね。
記者さんも、毎回、こういう発表に長時間付き合って、大変だなぁ。



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