LOTUS STUDIO BLOG
これから何が起こるか。我々は何をすればよいのか。
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福島原発がヒドいことになっている。これで日本の原発政策は、国民から拒否されることになるだろう。また、そうしなければいけない。


菅総理が、東京電力に対し「爆発事故の映像がテレビで流れているのに、官邸にその情報が来たのは1時間も後だった」と言って、批判したということだ。
しかしこれは解せないのである。東電からの情報が、1時間遅れだったとしても、12日の爆発事故が起こったのは14時過ぎ。しかしその6時間後の18時の枝野さんの会見では、国民は何も知らされなかったのである。


東電が、事故情報を隠蔽しようとしたことは、間違いあるまい。
東電側の記者会見では、「法律の第○条により」ということを何度も言っていたから、もしかして、「ここまでは、法律では義務づけられていない範囲だから、通告しないで良い」という判断基準を模索していたのかもしれない。
しかし、東電から事故情報があって、その後なぜ、政府からの発表が遅れたのかは、解らない。
おそらく、政府側にも、穏便に済ませたい、という思惑があったのではないだろうか?


しかしそれにしてもお粗末なのは、東電の対応である。
これまでの事故の推移を見ると、冷却系のダウンが、深刻な問題を連鎖的に引き起こして行っている。
だとするならば、予備電源が失われた時点で、こうした事態が起こる事を即座に予測し、そのための対策に直ちに走らなければならなかった。
しかし、東電には、その想像力が全く欠如していたと思わざるを得ない。


アメリカが、日本よりも早く原発事故の推移に着目したのは、オバマ政権が原発推進政策を打ち出している事もあったろうが、スリーマイル島の事故や、原子力船の運行での経験により、これからどうなるかの予測が出来たからなのではないだろうか?


初期対応がきちんとしていさえすれば、こんなヒドい状態にまで行かずにすんだものを、
危機に対する「想像力の欠如」と「隠蔽体質」が、
このような、最悪の事態に発展させてしまったのである。
加えて、所長判断によって、初期段階で現場の人間の多くを避難させてしまったため、対策に当たる人間の人数が(一説によると)50~70人くらいしか居なくなってしまった。
これを、仮に3交代で回したとしたら、どうなるか?
たった、17~24人である。


こうして、1号機にかかりっきりになっている間に3号機が、3号機がおかしいと思ったら、今度は2号機が、そうしたら4号機も、という形で、とても手が回らなくなってしまった間に、近づけないほど放射線量が上昇してしまったのだと想像する。


菅総理は「東電に危機意識がなさ過ぎる」と言って怒ったということだが、さもありなん。


僕は、東電の最初の記者会見を見て、すぐに「こりゃ、ダメだ」と思った。
決して個人攻撃をするつもりはないのだが、
最初の記者会見に出て来た広報担当だという人の襟首を見ると、シャツのボタンが外してあり、ネクタイをダラーっと緩めたまま、会見に臨んでいたのである。
もうとにかく、ユルユルなのである。
そこには、大企業のサラリーマーン、という匂いがプンプンしていた。
そして、その後から出て来た人も(これを言っては気の毒だが)サエない人ばかりだった。


だがその責は、彼らにあるわけではない。
そのようにした経営者の責任である。


こんな重大事故の記者会見なのであるから、副社長ポストの人が行うべきであった。(通常、副社長は対外広報の最高責任者)
そうすれば、社内も緊張したであろうし、それなりの対策も進行したのではあるまいか。


しかし、戦争でもそうだが、エラい人は現場から遠くに居て、チェスをやるだけなのである。
いつも、犠牲になるのは、兵隊さんなのである。
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原発が既に終わっている件
20年間原発の現場で働いた技術者の渾身の手記 http://bit.ly/ibxkI4

言葉を失いました。筆者が亡くなったのは1997年。
14年かかりましたが、もう原発はありえないと思います。
[2011/03/17 18:49] URL | 当たり前田のクラッカー #KvfD7otA [ 編集 ]














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このコーナーでは、時事の話題に触れながら、意見、雑感等を不定期に発信してまいります。

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