LOTUS STUDIO BLOG
これから何が起こるか。我々は何をすればよいのか。
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labi

2005年8月、私は信濃町駅からほど近いあるホールに居た。それはアメリカの経済学者ラビ・バトラ博士の講演を聞くためであった。ラビ・バトラ博士の名前は、ある種の人たちにとっては親しみ深いであろうが、一般的にはほとんど知られていないのではないだろうか。日本のマスコミにも、ニュースにもその名が登場することは全くといっていいほどない。

理由はよくは解らぬが、想像するに「異端」と見られているからであろう。あるいは人種差別があるのかも知れない(ラビ・バトラ博士はインド生まれである)。学者業界には権威が付き物である。その秩序を破る者は「異端」とみなされ排除されるのだ。それは物理学の世界でも医学の世界でも同じである。

ラビ・バトラ博士の異端ぶりは、先ずその経済学理論を構成するバックボーンにある。主として2つの循環論を背景としている。一つは、経済の支配層が200年周期で、武人、知識人、富裕者に移り変わるという理論。もう一つは、30年周期でインフレ(及びマネー・サプライ)が増減を繰り返すという理論。この30年周期には経済恐慌が含まれている。

異端ぶりの2番目はこれらの理論を背景に、世界規模での経済的、政治的な大変化を「予測」し、これまで多くを当ててきたことである。有名なところでは共産主義の崩壊を的中させている。これは他の経済学者にはない点である。

2005年8月の講演でのメモを改めて今見てみると、2009年~2012年の間に資本主義が崩壊すると語っており、そのプロセスは株の暴落から始まり、次に住宅バブルが破裂し、最後にオイルバブルが破裂。2008年にはこの二つのバブル崩壊が衝突し、アメリカ発の大恐慌となって世界中に伝播する、と「予測」している。

見事というか、不幸にというか、またまた的中したわけである。こうしたことから、ラビ・バトラ博士をキワ者的「予言者」と見る向きも多いようで、ネットを見るとジュセリーノの予言と同列に扱われていたりする。そのように見られるのは、博士がインド人で、一日に4時間もの瞑想をする習慣を持ち、社会支配層の200年周期説も自分のヨーガの師であるプラバート・ランジャン・サーカー師(Shrii Prabbat Ranjan Sarkar 1921年~1990年)から教えられたことを隠していない、というせいもあるだろう。

私も講演を聴くまでは、ラビ・バトラ博士の「予測」は、アカシック・レコードをリーディングに行っているのだろうと思っていた。もちろんそれもしているだろうが、講演を聴いた限りでは、過去の経済統計を徹底的に調べた結果の循環論をベースに「予測」していることが解り、そのときは拍子抜けしたものである。瞑想については、長いときは一日8時間もやっているそうで、おかげで痔になり近々手術しなければならないと言って、観客を笑わせていた。

ちなみに<よげん>には「予言」と「預言」の2種類があることはご存知であろう。後者の「預言」は、<神から預かった言葉>の意味である。出版社は『ラビ・バトラの大予言』などと、センセーショナルなタイトルを付けているが、どちらかと言えば「預言」の方がより近いと私は思う。しかし敢えて言えば、やはり経済学者としての「予測」が最も的を得ている。

ラビ・バトラ博士が表面に出てこない理由はもう一つある。それはアメリカも日本も支配者層循環では富裕者層支配の下降局面にあり、富裕者の意向を汲んだ経済学者が、その支配構造維持のために働いているという例が少なくないからである。アメリカではグリーン・スパン、日本では‥‥名前を挙げないが小泉政権を担ったあの人などは‥‥。だから、それを指摘するラビ・バトラ博士のような人物は「異端」として排斥されるわけだ。

なぜ支配者層で200年周期の交代が起こるのか、に対しラビ・バトラ博士は「腐敗するから」と明確に答えている。今の日本の官僚支配の政治状況や、経済界人たちの行動を見れば、まさに「腐敗」していると言わざるを得ない。最後に興味深いエピソードを一つ。どの本だったか忘れてしまったが、博士の本の前書きに、ある日、日本からイトーヨーカドー名誉会長の伊藤雅俊さんが訪ねて来た、ということが書かれていたものがあった。そのとき伊藤雅俊さんは、いつか経済がクラッシュするのではないか、ということを本当に心配していたということです。

なお2008年2月刊の『2010年資本主義大爆裂!―緊急!近未来10の予測』で、ラビ・バトラ博士は次のような予測を行っておられます。すでに5番目までが現実のものとなっていますね。

01.原油価格は100ドルを越えて高騰し続ける。
02.サブプライム住宅ローン危機は再三爆発する。
03.2008年米大統領選挙は民主党の勝利。
04.アメリカの大企業の破綻が続発する。
05.日本の好況は2008年半ば末まで。
06.2009年にイランが新たな中東の火種となる。
07.アメリカ資本主義は数年内に終演する。
08.2009年後半から2010年前半に世界的に重大な危機。
09.中国にも2010年に危機到来。
10.日本で新たな経済システムの胎動が起こる。
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