LOTUS STUDIO BLOG
これから何が起こるか。我々は何をすればよいのか。
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僕は経済学や金融に関しては全くチンプンカンプンだったために、何とかそれを知りたいと願い、9年前から自己流の勉強を始めた。その手始めに読んだ本が、佐藤雅彦・竹中平蔵著『経済ってそういうことだったのか会議』(2000年4月)だったのだ。しかしこれを読んでも、結局「どういうことだった」のか、皆目解らなかった。

「経済ってやっぱり難しいな」そう思いながらしばらくすると、テレビが凄いことになっていった。証券アナリストと称する方々が大挙してテレビに出てきて「経済」の話を「あーでもない、こーでもない」と言い始めたのである。今考えると、アリャ一体なんだったのか? 当時のテレビ事情を知る方がいらしたら是非とも教えて欲しいのであります。

ところが今や誰もどこにも顔を出さない。おーい、みんなどこへ行っちゃったんだよー。当時自分が不思議に思ったのは、言うことがみんなテンでバラバラだったこと。「そうか、経済学って一枚岩じゃないんだ」と、当たり前のことを漸く知ったのである。その後、この証券アナリストたちが一斉にテレビに出てきたという状況そのものに、ふと疑問を抱いたのだ。

今、全く見られなくなったということから考えても、この時期、ある「意図」をもってこれらのことが、マスコミを総動員して「操作」されたと考えるのが妥当じゃないだろうか。ましてや、これらの評論家然とした人たちは、実は証券会社や銀行のシンクタンクに勤めるサラリーマンなのである。自社に都合の悪い情報を言うわけがない。

にも関わらず、「経済全般」のことを、「証券会社のサラリーマンにお伺いする」という異常事態がテレビで連日繰り広げられていたのである。その先に、ホリエモンさんが登場し、村上ファンドが登場したのだ。こうしたことを見ているうちに、世間的に「有識者」と言われている人々と「マスコミ」に対して、自分は決定的な疑いを持つようになった。「有識者の言ってることはどうも信用できないし、マスコミ情報を鵜呑みにしたらヒドイ目に会うぞ」と。

これは推論であるが、僕は、あれは外資(主にアメリカ)企業に利益誘導を図るために、シロウト(つまり損をしてくれる人)を株式市場に誘い込むための、国家的プロジェクト、国家的売国奴作戦だったのではないか、と見ている。

それから色々と調べていくようになった。そうして解ったことは、「有識者」の多くが、ある特定のセクションへの利益誘導を図って活動しているということだった。アメリカの場合は、共和党と民主党との間で政権交代が行われるから、どこの団体の利益を画策しているかが見えやすい。しかし日本は、政治家にしても評論家にしてもマスコミにしても、何の利益代表であるかを曖昧にしているために、それが非常に見えにくい。

いま僕は産経新聞を購読しているが、今度の契約が切れたら止めるつもりである。もう新聞はとらない。いらない。政権が民主党に変わってから、産経新聞の民主党叩きというか、民主党嫌いの論調がそれはそれは露骨なのである。ヒステリックといってもいい。

自分の考えは現在の民主党の考えと近いし、政権発足後の民主党はよくやっていると思うが、でも民主党支持者というわけじゃあない。前にも書いたが自分は付和雷同。詐欲でも憂浴でもなく、みんな仲良くが信条。今度の政権交代があって、「ああ、産経新聞は、親米(それも共和党支持)の保守なんだ」ということが非常によく解ったのである。(今ごろ解ったのか、と思う向きもおられるだろうが)

今日『スクランブル』という番組を観ていたら、長妻厚生労働相が20日、「相対的貧困率」を政府として初めて公表したというニュースに続けて、小泉元総理大臣と竹中さんの昔の発言を短くインサートしていた。小泉さんは「格差というものは、そんなに悪いものか」と言い、竹中さんは「みんなが貧しくなるか、一部のお金持ちに引っ張って行ってもらうか。選択肢は後者しかない」と語っていた。

これを見ると、民主党政権に変わって、マスコミの論調も変わってきたようだ。小泉=竹中路線の改革は誤りであった、今日のヒドイ状況を造った、という総括に落ち着いたようである。それにしても、竹中さんというのはヒドイことを言っていたんだなと思う。こういう二者択一を掲げて、故意に自説に誘導しようというのは、もう立派な詐欺師である。学者とは言えないよね。

さて長妻さんの貧困率公表のデータだが、経済協力開発機構(OECD)の発表したリポートで、日本の貧困率が先進国中、米国に次ぐ2位だったことに世間の人は改めて驚いたようだ。「こんなにひどくなっていたの?」と街頭インタビューでもオバちゃんが驚いて言っていた。

しかし、日本の経済政策はアメリカに倣ったのであるから、アメリカに次ぐ2位というポジションを得たことは、時の政府のまさに狙い通りだったわけである。その実行力については、自民党を褒めたい。先の選挙で「実行力」と「実績」を強調していたからね。(もちろん、皮肉ですがね。すみません皮肉屋で)

自分はこのブログで、これまで何度も貧困のことを書いてきたし、その遠因についても追究してきたし、日本の財政赤字の隠された状況についても書いてきた。政府が初めて貧困率を公表したというのは、それまで意図的にマズいデータは隠して来たということに他ならない。それが民主党政権になって、やっと変わろうとしている。やっと、今まで自分が言って来たことに、世間が追いついてきたか、と思う。

だいたい僕は、いつも早過ぎるんだ。だいたい5年くらい早い。早過ぎて全然ウケないの。たまーに講演など頼まれたりして話をすると、終了後のアンケートで<言ってることが古い。理論がない。データがない。あんたの言うことを聞いていたら生き残れない>とか書かれて、主催者にイヤーな顔されるの。

そりゃそうだよね。マス狙いの企業に「マス狙いじゃダメだ」とか、広告会社の人に「広告の時代は終わり」なんて言ってもね。アホか、って言われるよね。でも僕はウソは言えない。だから、最近はそういう依頼は最初から断っているんです。主催者も、聴いている人もみんな怒っちゃうから。でも逆なんだけどなぁ。理論もデータもあるんだけど、そういう説得手法がもう自分にはバカバカしいの。だからやらないの。それ自体が20世紀の方法で古いと思うから。

テレビを観ていて、例えば最近人気の女性の経済評論家で、K.N.という人が居るんだけど、この人の言ってることを聴いたりしていると「すいぶん、バカなこと言ってるな」って思うもの。この人、一般が知らない過去の著名人の言説を取り挙げて、その理論の正当性と自分の権威付けを同時にしようとするの。「誰々がこう言っている」って。だからって、なんだって言うの?

過去のどんなエライ人が何を言っていようが、「その理論がなるほど正しくて、今も通用する」のでなければ、意味がないじゃないか。僕なんかエヘン、本を読まないし、そういう知識はなーんもないから、全部自分で考えて自分の言葉で語っているよ。だからウケない。でも仕方ない。やっぱり、真理を追究する人よりも詐欺師の方が、一般ウケするんだよね。

僕が勝手に命名した法則に「ダイエットの法則」というのがある。これは、日々節制してスリムな体型を維持している人よりも、いったん太って痩せたり、リバウンドを繰り返したりする人の言説の方が世間ウケする、という法則なの。でも冷静に考えて、いったいどっちがそのことの「真理」を所持してる?

著名な評論家で戦略プランナーのK.O.という人がいるけれど、この人ある時期「今、中国に進出しない企業はバカだ」と言っていたのに、それからしばらくすると今度は「今、中国から撤退しない企業はバカだ」と言うようになったの。マッチポンプですよ。でもそういう人の方がウケるし、企業経営者は信用しちゃうんだから、これはもう仕方ないよね。

こう書くと、悲哀に取られるかも知れないけれど、もうそれはないんだ。ある人からは、僕の発言の背後に「怒りを感じる」と言われたこともあったけど、それももうないんだ。以前は確かにあった。今もヒドイ世の中だ、という思いはあるけれど、だからって旗を振ろうとか、拳を突き上げようなんて思わない。だからって諦めたわけじゃないよ。今は別のアプローチを考えているよ。酒呑みながら。

僕がいま言いたいのは、政治家、知識人、経済人、マスコミの言説を鵜呑みにしちゃダメだということ。よく見極めないといけない、ということ。もちろん取捨選択は人それぞれだから、今成が言ってることなんて「古い。理論がない。データがない。あんたの言うことを聞いていたら生き残れない」でも結構なんだ。そこから始まるんだからね。

「狭き門より入りなさい。滅びに通じる門は広く、その道も広々として、そこから入る者が多い。しかし、命に通じる門はなんと狭く、その道も細いことか。それを見いだす者は少ない。」(新約聖書・マタイ7:13,14)
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[2009/10/26 08:57] | # [ 編集 ]














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