LOTUS STUDIO BLOG
これから何が起こるか。我々は何をすればよいのか。
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衆議院選挙の投票まで一週間を切った。
先日テレビを観ていたら、ある有識者がこんなことを言っていた。「小泉さんの郵政民営化選挙時の『改革』に対する盛り上がりから、こんなに早く、国民の『改革』の意思が萎んでしまうなんて、思いもしなかった」と。

これだから、有識者というのは困るのである。ある特定のパーティー(この場合自民党)の側から見た見解を、さも客観的な評価として語っているだ。
識っているというのは恐ろしいものである。識っていることで、逆に近視眼になっている。経済のことを識っている、金融のことを識っている、政治のことを識っている、政党のことを識っている。でも、庶民感覚からはズレている。これでは仕方ないではないか。

また自民党議員からよく語られるフレーズに、「あの時、多くの方々から郵政民営化に関して賛同をいただいたのであるから‥‥云々」というものがある。確かに形の上ではそうだが、国民は「郵政民営化」がどういうものかなど、殆ど知らなかったのである。単に「改革」のムードに期待しただけなのだ。

若者たちだって、「規制緩和」の結果が自分たちの未来を閉ざし、首を絞めるとは、露ほども思っていなかったのだ。ただ、「この閉塞感を何とかしてくれ」「改革せよ」と思っていただけなのだ。その意味では、「改革」の意思が萎んだのではなく、今回も、世間はまったく同じ気分どころか、さらなる「改革」期待が膨らんでいるのである。ただ「改革」のキーワードが、「政権交代」に代わっただけなのだ。

因果応報とはこのことを言う。小泉さんの「改革」は「小泉劇場」と呼ばれたが、その度過ぎた劇的作用が、今回は民主党側に振り子が戻すように逆ぶれしてしまったのだ。しかもさらに加速をつけて。

都議選では、自分は共産党の候補者に一票を投じたのだが、その候補者はあえなく最下位で落選した。最初は民主党に投票しようと思っていたのだが、投票日直前になって「国政と都政は違う」という自民党候補者のアピールを聞き(それもそうだな)と思って、共産党に入れたのである。なぜかというと、民主党の候補者は見たこともなかったが、共産党の候補者は駅前で演説している姿を目撃し、話も聴いたからであった。

いま、マニフェストということがいちばんに言われているのであるが、自分が考えるに、選挙は「一にムード、二にルックス、三四がなくて、五にマニフェスト」あたりが正直なところではないだろうか。日本のマスコミはルックスのことをあまり言わないが、実際は相当大きな要素を占めていると思う。アメリカでは、ルックスの評価をマスコミで堂々とコメントするので、驚かされることがある。

だが、それよりも大きな要素は「ムード」であろう。マニフェストをよく比較して、検討をして、などとスリランカを言っても、いや間違えました、正論を言っても、多くの人はそんなの解らない。「革命」だって、結局は「ムード」で動く。ルーマニアでチャウシェスクが失脚した際の映像が忘れられない。チャウシェスクがバルコニーに立って、集まった民衆に演説しようとするが、少し話し始めて、その声が全く届かないことを悟った瞬間、彼の表情が怯えにサッと変わるのだ。この後、チャウシェスクは逃亡を企てるがすぐに捕まり処刑されてしまった。あー恐ろしい。
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