LOTUS STUDIO BLOG
これから何が起こるか。我々は何をすればよいのか。
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東京都議選が3日告示され、12日の投票日に向けて選挙戦がスタートした。3日午前10時、麻生さんが青梅市で第一声を上げたが、その演説の言葉を聞いて、またまた首を傾げざるを得なかった。

麻生さんは言う。「民主党は何をするのか。政権交代は手段であって目的ではない。政権を交代し何をするかが問題だ。政権交代と景気後退、同じ<コウタイ>でも意味は違う。政権交代が景気後退になってはならない。」と、まるで、民主党政権になったらもっと景気が冷え込んでしまうぞ、と言わんばかりだ。

でもこれっておかしいと思いませんか? 確かに麻生さんは「景気回復」を旗印にしている。しかし「100年に一度の不況」も「過去最悪のDI記録」も、みんな麻生政権になって起きたことじゃないか? 自分の政権下で、過去最悪の景気悪化を招いたというのに、民主党政権になったら景気が後退するぞ、という理屈が、自分にはどう考えても解らない。

現在の状況が、よしんば今の麻生政権の責任ではないとしても、それを招いたのは、アメリカの新自由主義に尻尾を振ってきた過去の自民党政権の失政にあったことは明らかではないか。現在の状況がその「結果」なのだから。すでに証明されているではないか。その「景気悪化」の責任、「政治混乱」の責任を、自民党総裁として、まったく感じていないんだろうか? まずその懺悔をするのが筋だと思うのだが、どうだろう?

麻生さんは、民主党に政権を任せられない理由として、
1.景気対策がない
2.安全保障政策で党内に意思統一がない
3.提案する政策の財源が不明
ということを毎回のように言う。しかし、じゃあ自民党にそれがあるのか? と考えると、この発言は相当の厚顔無恥であると言えはしまいか?

先ず第一に「景気対策がない」といっても、そもそもの話、現在の「景気悪化」と「雇用崩壊」の状況をつくったのはいったい誰であるか? 小泉自民党と竹中平蔵ではないか。それなのに、新自由主義への反省も懺悔もなく、オバマさんのように経済の仕組みそのものを変える政策を打ち出すでもなく、ただ過去への「回復」を狙うことが、求められる「景気回復」であっていいはずはない、と私は思うのだが。

第二に「安全保障政策で党内に意思統一がない」と言うが、では自民党にそれがあるのか? 自民党内だって「安全保障政策」については妥協の産物に過ぎないではないか? 確かに民主党は結党の経緯から、「安全保障政策」については左から右まで自民党よりは幅が広い。しかしそれも「程度の差」に過ぎないのではないだろうか?

ではこれまでの自民党の「安全保障政策」で、拉致問題は解決したのか? 基地問題は解決したのか? 果たして核保有の決心はついたのか? 憲法を改正したのか? 何も変わっていないではないか? やってきたことは、利害が一致する欧米の十数カ国を「国際社会」という言い換えをすることで国民を騙し、さも世界に貢献しているかのごとき錯覚を国民に与えて、ズルズルとブッシュ政権の言いなりになって来ただけではないか?

第三に「提案する政策の財源が不明」と言うが、官僚政治打破も一向にできず、ムダ遣いで官僚を焼け太りさせ、国債増発で借金大国にしたのは、これまでの自民党政権ではないのか? 借金を財源というのなら、そんなことは誰にでも言える。忘れてならないのは、官僚の腐敗とムダ遣いを追及してきたのは民主党議員だったということだ。

一般の家計なら、給料が下がれば、節約して支出を切り詰める。それが当然だ。ところが、これだけの支出があるから、そのためにはこれだけの収入がなければならない、というのが自民党の財政論議になってしまっている。政治家までが、役人と同じ頭の構造になっているのだ。これもおかしいじゃないか?

今求められているのは、医療や介護や環境政策など、必要なところに思い切ってお金を集中させて使うことだ。一方で、ムダはカットするということだ。ところが省庁の予算配分のこれまでの伝統が断ち切れないから、いつまでたっても麻生さんのいうような財政論議になってしまう。

「定額給付金」が支給されたが、それによって「これだけの効果があった」といった報道はまったくないではないか? なぜだ? ちゃんと検証しなくちゃダメじゃないか? 2兆円も使ってやったことなのに。それが、支給と同時にもう過去のこととして忘れ去られている。こんな状態で、民主党に「財源が不明」などと言えるのだろうか? それより前に自民党政策では「使途が不明」になっているではないか?

自民党はこれらもろもろを総じて「政権担当能力」と言っているわけだが、それは今まで政権を担当してきた、という事実に過ぎず、果たして「能力」があったかどうか、というのは別問題ではないだろうか? むしろ経済にしろ、安全保障にしろ、雇用、医療、介護、教育にしろ、この20年間くらいはどんどん悪くなる一方だった。

だからもう「能力」があるかどうか、じゃないんだよね。自民党政権に嫌気が差していて、もうこの辺で変えたいんだよ。少なくとも、自分はそう感じている。そういう人が多いんじゃないだろうか? そのことに麻生さんは、あまりにも鈍感過ぎると思うのだが。
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