LOTUS STUDIO BLOG
これから何が起こるか。我々は何をすればよいのか。
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9月1日放送のNHK Eテレ『新世代が解く! ニッポンのジレンマ「僕らの楽しい資本主義」』。いやぁー、とっても面白かったです。
参加者の皆さんいずれも素晴らしい論客ばかり。何より「他の人の意見をちゃんと聴く」姿勢を皆さんがお持ちであるのには、いたく感心しました。若者って一人よがりのところがあるものだけれど(自分はそうだったなぁ)、みんな人格が出来ている。参りました。


資本主義がもはや「成長」のモデルだけでなく意味までを失っている。でも競争論理だけは生き残っているために、社会保障がなし崩しになってきている。このことは、イケダハヤトさんが危惧する通り大きな問題だと思います。
こうした中で、最低限の安心・安全は確保しながら、楽しく、創造的に生きていけるようにするにはどうしたらいいでしょう?


高木新平さんが「国のオッサンたちは未来のことを何も考えてくれない」と仰るのはその通りだと思います。
私よりちょっと上の「逃げ切り世代」を見ますと、ゴルフ、海外旅行、利殖など、自分と家族のことで忙しく、若者の未来のことなどちっとも考えていないように見受けられます。


古市憲寿さんが「若者が社会を変える義務はない。そんなものは老人がやればいい」と仰るのも、まったくその通りではありますが、残念ながら「逃げ切り世代」はそんなことは考えようともしません。その後の我々、通称スキマ世代は、全然金がない。
そこでやはり、高木新平さんが仰るように、若い世代のリーダーたちが、それを創っていかざるを得ないのではないでしょうか?


いわゆる「頑張れ」論ですが、私はこう思います。
社会の構成員は、どの世代で切っても、次のように分かれる。

1)自ずと頑張れるリーダー
2)スキルを示すことで、頑張れば後を着いて行けるフォロワー
3)頑張りたいんだけど、うまく頑張れない人
4)頑張る気力もなくしてしまった病的な人

古市さん言うところの「起業で成功しやすいのは、一流大学を出て、一流企業に就職して、スピンアウトした人」というのは、形としては確かにそうなのでしょうが、その方たちは、もともと「自ずと頑張れるリーダー」だった人だと思うのです。
今回の討論に参加された方たちも、みなそうした人です。


しかし誰でもがリーダーになれるわけではありません。
そのようなときに、今の若者に、ただ「頑張れ」と言うのは酷だと思います。
生まれたときからあらゆるサービスを消費ということで教えられ、コンビニがなければ生きられないといった世代に、いきなり「頑張れ」と言っても、それまで「起業」を習ったこともない。学校の先生たちは、みんなサラリーマンですからね。


古市さんは「豊かな親を持ち、そこまでお金に執着しなくても生きていけるようになった」と、現代の若者気質を説明されます。
それは、社会学的には当たっていると思いますが、それだからこそ、親が豊かな人と豊かでない人とでは、子世代に著しい格差が生じていると思います。これを、とても一括りにして語ることはできません。豊かでない親がどんどん増えていますからね。


それと、番組を見ていてもう一つ私が感じたのは、少人数で気の合った友達とユルユル仕事をするといったワークスタイル。私もそうして来ましたし、そこに異論は全くありません。
しかし多分、そういうワークスタイルで現在「喰えている」とすれば、その背景には、利潤追求型の従来企業やマスの経済システムがあるおかげではないでしょうか。そこから完全に逃れて生活することは、まだまだ難しいのではないでしょうか? そこには、「汚いことは他の方がやってくださいね。私は上澄みで生きますから。」という矛盾を多少感じるのです。


利潤追求を第一義とせず、好きな者同士が一人ひとりの創造力でネットワークしながら仕事をし、シャア精神でみんなが平和に成り立つ。
そのような社会であるためには、今の日本は、ただ生きていくためだけのファンダメンタルなコストが掛かりすぎます。社会システムがまだ革新していません。


息をしているだけでもべらぼうなコストが掛かるので、そこで、どうしても人々はそのコストに掛かる金を得るために、無理をして働かざるを得ない状況です。ここで、親が豊かな人と豊かでない人との格差が、もの凄く響いてきています。


どうすればいいのでしょうか?
私は、第一に、信用できないオッサンどもから逃れて、一人で生きていけるスキルを身につける教育を若い世代に施すこと。
第二に、ただ生きていくために掛かる生活コストを、劇的に下げる社会システムを造ること。
その両方が必要だと思います。
そして、それを成し遂げるのは、面倒くさいでしょうが、若い世代の皆さん方のようなリーダーにおいて他にないのではと思いました。
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