LOTUS STUDIO BLOG
これから何が起こるか。我々は何をすればよいのか。
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2000億円もの巨額の焦げ付きを出していたという「AIJ投資顧問」の問題。
運用をAIJに任せていた厚生年金基金に、旧社保庁OBが「天下り」していたことが、「民主党ワーキンググループの調査で分かった」のだと言う。


バカバカしいったらありゃしない。厚生年金基金が発足したのは昭和42年(1967年)である。
民主党が調査するまで、45年間、天下りが解らなかったとでも言うのか。アホタレ!
茶番劇にすら、成りゃしない。


僕が会社をやっていたころ、厚生年金基金からの加入お誘いがしょっちゅうあった。
しかしその誘いには乗らなかった。
どうみても「天下り」を喰わせるための仕組みであることがミエミエだったからである。(ま、その金がないというのが、正直なところだが‥‥)(ノ_-。)


第一、年金財政自体が破綻しているといわれているのに、「さらに上乗せ」をうたう根拠がまったく解らなかった。
そんな「上乗せ」がもし可能なら、年金財政の健全化に先ず金を振り向けるべきではないか。そう思わない?
順序が逆だ。この時点で「怪しいぞ」と思わなくちゃいけないのに、なんでそれを信じる人が大勢いたのだろうか。
いや大勢が信じたというより、会社が加入を決めたわけで、社員は会社の方針に従っただけか?


第二に、年金の領収書が来るたび<厚生年金基金は、年金制度の普及に努めている団体だから、その意義に鑑み、少し寄付してちょーだい>と、あらかじめ金額が印刷された振り込み用紙が同封されていたのである。
こんな厚かましいことを考え出すのは、官僚しかいない。


運転免許証の書き換えに行くたびに、すぐゴミ箱に直行する本だの印刷物だの貰うでしょ。みんながあんなものいらんと思っているのに、止まない。それを仕事にしている人がいるから。
さらに、映画館や飲食店の割引があるというSDカードを奨められる。<安全運転者(Safe・Driver)であることの誇りと自覚を象徴するもの>だというんだけど、そんなワケのわからん理由のためにお金を払えって言う。


それと同じで、調査費だの、啓蒙のための広告費だの、適当な理由をつけて役に立たないものをアリバイづくりでちょこっと生産し、上前をハネるのが役人のやり方。
役人とは、<人々のに立たないものを作ることを仕事にしている>の略である。(もちろん、全員がそうだとは言わないが)


あ、僕のオヤジは市役所の職員だった。
そういえば税務署に勤めていたこともある。
母親が内職で洋裁をやっていて、確定申告時期になるとオヤジは黒、青、赤のボールペンや鉛筆を買って来て帳面を付けていたけど、今考えるとあれは二重帳簿だったんだね。おい、オヤジよぉ‥‥
バレないようにときどき色を変えて作っていたんだな。セコいな、オヤジ‥‥。


で、旧社保庁OBの「天下り」だけど、2005年時点で614基金のうちの399基金に646人居るっていうのね。
この人たちのほとんどが運用経験なしなのに年金基金の職員になった。
それで、やっぱり旧社保庁OBの年金コンサルタントという人がいて、この人がAIJに委託するようアドバイスしたって言うのね。


この問題の根が深いのは、厚生年金基金が、自分たちのお金だけではなく、厚生年金からもお金を借りる形で元手を膨らまし、これを運用に当てていたのね。
(これを「代行」と言い、厚生年金基金は5.5%の利回りで厚生年金に返済することになっていた。)
で、それが焦げ付いた場合、それでも国に対しては借りていた金を返さなければならない。(たてまえは)


結果、中小企業の寄り合い所帯であった基金は、各企業に借金の返済を負わせることになるのね。
それでさらに問題なのは、その返済に耐えかねて1社が倒産したとする。するとこの会社が支払うべき返済金が、残った企業に分配されちゃうわけ。
こうして、連鎖倒産が拡大することがいま懸念されているわけであります。


で、2010年度末時点で全厚年基金595基金中、213基金は代行割れし、不足額が総額6000億円超。
早い話が、都合のいい上乗せプランを画策し、安全投資をしていたと思っていた厚生年金自体が、6000億円すっちゃったってことなの。
厚労省はこういう報告をいつも他人事のようにサラッと言うのね。前にも、年金運用失敗を記者会見で一言で片付けた時あったよね。


ひどい話なのだが、そもそもこの「運用」というものが何かということをよーく考えなくちゃいけない。
厚生年金基金は5.5%の利回りで、国にリターンしなくちゃいけなかった。
てことは、厚生年金基金が5.5%より高い利回りを獲得出来ていれば潤うけれど、それより低いと運用失敗ってことになるのね。


考えてみて。あなたの普通預金の利回りいくら? 定期預金の利回りいくら?
日本の経済成長率は何%? 5.5%以上の経済成長実現している国ってどれくらいある?


早い話が、今の時代は5.5%だって大バクチだってことなんですよ。
高度経済成長時代は、5%の金利は当たり前だった。それは、全体が上昇していたからであって、リスクなんてなかったんです。
でも今はそうじゃない。バクチを打たなきゃ、5%だって取れない。全体がマイナス成長なんだから。
これが、今回の問題の本質です。要は国が、バクチに金を掛けてすっちゃったの。


いい、今からこの問題の行方を言っておくよ。
マスコミの情報操作で、天下り問題はこれ以上深入りしないように抑えて、適当になんとか委員会とか作って、再発防止の報告書をまとめて終わり。それで、損失分は国民におっ被せる。
原発から何から、すべてはこの方式なのね。
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