LOTUS STUDIO BLOG
これから何が起こるか。我々は何をすればよいのか。
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2月28日、民間の事故調査委員会であるところの「福島原発事故独立検証委員会」というところが、自分たちがまとめた報告書について記者会見を行った。
ここで何が語られたかについては省きますが、僕はこれが「何のために作られたのかな?」と疑問に思ったのだ。


●政府とは違う民間の立場からちゃんと検証しましたよ、というアリバイづくりのためなのか、
●本当にあのとき何があって、何が問題であったかを、つまびらかにしようと思ったのか、
●広く国民一般に、内情を知らせたいと思ったのか、
●それとも、これで一件落着にしたかったのか、


第一、この調査には肝心の「東電」が応じていないというのである。
そして、福島第一原発の吉田所長に対する聴取というのも、ない?!というのである。
事故を起こした張本人に対する聴取がないのに、なんで「調査報告」になるのだろうか?
ふつう、犯罪があったら、犯人に事情聴取するでしょうが‥‥。


しかも、今の時代に「なんで報告書なの?」って思う。
こんな、文字の「報告書」なんて、いったい誰が読むというのだろう?
どこに行けば読めるのかも分からないし、
国民が知るのは、せいぜい記者会見のニュースと、週刊誌が書く抜粋くらいのものではないだろうか?
いったい、なんのために‥‥?


福島原発事故独立検証委員会のプレスリリースにはインタビューした人のリストが載っているが、
インタビューをしたのなら、なぜそれを映像で撮って、ドキュメンタリーを作らないのだろうか?
そうしたら、多くの国民に知らせることができるだろうに。
そういう発想がないのだろうか? それともそれができない事情があるのだろうか?
まったく解らない。


そう思っていたら、英国BBCが『Inside the Meltdown(メルトダウンの内幕)』というドキュメンタリーを作っていたことを知ったのである。
全部で59分であるが、なにはともあれ見ていただきたい。Youtubeに行けば、もっと大きな画面で見られます。
http://www.youtube.com/watch?v=IwBELPtVUCA&feature=player_embedded#!



ここには、現場の職員も、菅総理も、吉田所長も、なんと東電の小森常務も出演し、インタビューに応じているのである。


BBCができるのに、何で日本ではできないの?
民放ができないのは解るよ。東電からスポンサー料を貰っているから。東電を追究したら、自分の体を切ることにななってしまう。民放にそんな勇気はない。ジャーナリズム精神なんて腐っているから。
でもNHKもやらないのはどうして? BSの『世界のドキュメンタリー』でBBCのこの作品をそのまんま流してくれたっていいよ。今からでもやって欲しいな。


「福島原発事故独立検証委員会」の報告書では、「菅さんが現場に介入し過ぎた」ということを問題にしているのだけれど、僕にはこれのどこが問題なのか、いま一つよく解らないのだ。
「菅さんが現場に介入し過ぎた」から混乱したのであって、それがなくて現場は現場の人間に任せていたら、もっとましな対応になったということなのだろうか? 本当?


BBCの『Inside the Meltdown』を観ると、地震直後から福島第一原発の現場では、もしかしたらメルトダウンに至るかもというのを予測していたことが解る。
ところが東電本社の指揮命令系統が機能マヒに陥っていたのである。


東電本社は、現場は吉田所長任せにする一方、隠蔽体質から、政府に対しては正確な情報を伝えない。
政府の「原発専門家」は、原発推進ありきを前提として、安全神話を流布するための権威にやとった東大閥の御用学者ばかりだから、そんなもの危機に際して役にたつわけがない。
これでは、僕だって「オレが直接見に行く!」と怒鳴ると思う。


この他にも、BBCの『Inside the Meltdown』で初めて解ったことがいろいろある。
●菅さんは、メルトダウンの危機を当初から如実に感じており、首都圏壊滅、そして全世界への影響を怖れていたこと。
●全電源喪失という事態に際し、電源車を送ったときに菅さんはほっとしたが、電源の場所が水没していて役に立たなかったこと。
●水蒸気爆発を防ぐためにベント(水蒸気弁を開ける)を決断したが、ベントは電動であったためにすぐには可動しなかったこと。
●ベントを手動で行うためには、高い放射線量の中、決死の覚悟で現場に入る必要があったこと。
●東電本社は、福島第一原発の所員に対し、一部を除き撤退非難(つまり原発の放棄)を指示していたこと。
●そのとき、吉田所長は死を覚悟していたこと。(沈没する船の艦長と同じ心境)
●菅さんは東電のその行動を知って「撤退などありえない」と檄を飛ばしたこと。
●SPEEDIの情報は、菅さんのところには全く上がってきていなかったこと。


その他、自衛隊や東京消防庁職員の緊張感ある行動の映像なども含まれていて、その時の現場の状況がかなりリアルなものとして伝わってきます。
Youtubeのアドレスをコピペして、多くの日本国民が見られるようにしてくださると、いいかなと思います。
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