LOTUS STUDIO BLOG
これから何が起こるか。我々は何をすればよいのか。
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インデペンデント系の僕の知人たちに聞くと、殆どの人が苦境で喘いでいる。
僕はすでに最貧層に転落し、毎日が日曜日。
毎日が日曜日ってステキだと思わない? あ、思わない、そう。スミマセン。
来年は所得税の支払いをしなくて済むけど‥‥。


みんな「景気が悪い」って言う。
そこで、そう言う人に訊ねてみたことがある。
「景気がいい方がいいですか?」
「そりゃそうですよ」
「どうして?」
「給料増えて、生活が楽になるじゃない」


これがそもそも大きな間違いというか、大誤解なの。
国が言う「景気」はGDPが上がることであって、あなたの給料が上がることじゃない。
そこを錯覚しちゃいけない。


マスコミのニュースでも、国会でも、どこの国でも「経済成長」ばっかり言ってるよね。
でもこの「経済成長」って、
旧先進国(今、後退国)と、
旧途上国(今、成長国)とでは、
ぜんぜん意味が違うんですよ。


確かに、旧途上国(今、成長国)が経済成長したら、国民の大多数の所得は増える。
今までが貧しかったんだからね。


でも、旧先進国(今、後退国)における「経済成長」ってのは、富裕層の富の更なる増加ということを言ってるの。
それは逆に言うと、中間所得層の没落と、貧乏人の増加を意味しているわけ。
要するに、庶民から小銭を掠め取って、集めて、移動させているだけなのね。
それを「経済成長」って言ってるの。


だから、結局は、全体としても富は増えない。増える訳がないよ。
中間層が没落し貧乏人が増えれば、消費に金は回らないし、生活保護世帯も増加して社会コストの方はどんどん増えるばっかり。
その証拠に、日本は20年以上不況で、借金だけが膨大な金額に積み上がっている。
それなのに、こういうデタラメやインチキのプロパガンダを、絶対にやめない。


なぜかっていうと、「経済成長」を言う人間たちが、他ならぬ富裕層だから。
政・財・官・外・電
が、結託して全部コントロールを握っちゃっているから。


塩野七生さんが言っていたけど「国家が長く続くには、中間層の安定が絶対に欠かせない」って。(言葉は正確じゃないかも知れません)
ずっと歴史をつぶさに追って来た人の言うことだから、間違いないと思う。
実際にそうだと、僕も思うし。


中間層の中間というのは所得のことを言っているわけだけど、具体的にはどういう人々のことだと思う?
これは、生産とか製造をする人、およびそこに付随する人々でほとんどが構成されている。
要するに、一次産業と職人が安定しているということ。
これが安定してるってことは、社会がちゃんと回って、国全体としても安定しているってことなんだ。


ところが、旧先進国(今、後退国)の没落は、生産や製造を自国内でまかなうことを止めたことに起因しているのね。
アメリカだって、1960年代までは世界の製造業の中心だった。80年代までは日本が圧倒的強かった。
それが今、中国、インド、ブラジルなんかに移転してしまったから、そっちの中間層は増えて国が豊かになり、日本はアメリカの後追いで中間層が没落して、貧乏になってしまったわけ。


生産や製造を国内でやっていれば、そこに従事する人が当然いるし、またそれらを相手にするサービスや輸送などの仕事もある。雇用は守られ、国全体としても安定している。
ところが、日本は1990年代に入って、生産工場を海外に移転してしまった。
これで儲かるのは誰なのか? 運良く会社に残れた人と投資家だけだ。


そう言うと、必ず「いや、海外との取引に従事する新たな雇用が生まれる」って言うのね。
そんなの詭弁。
新たな雇用より、失われる雇用の方が圧倒的に多いの!
そんなの、あったり前の話。
そもそも生産を海外に移転したのはなぜ?
その方が人件費コストが減るからじゃん!
人件費コストを増やすわけがないじゃんか!


これは前にも書いたけど、海外とか外国って思うからワケが解らなくなるんであって、隣町だと考えればいいの。
隣町の方が、食料も家賃も給料も圧倒的に安いの。
あなたが経営者ならどうする?


1)会社の製造所を隣町に移す。
2)隣町で生産したものを、わが町で売りさばく。



これが「自由貿易」ってこと。
みんな「自由貿易」の「自由」って言葉に騙されているのね。
そりゃ「不自由」より「自由」がいいだろうって。
「高いものより安いもの買えた方がいいし」って。


「自由貿易」のことを言うと、みんな「外国から安い商品が入って来たら国内製造業はお手上げ」とか「農産物壊滅」って言うんだけど、それは表面的な現象のことであって、もっと重要な本質的問題がある。
それは「先進国においては中間大衆が没落し、国家全体が衰退していく」ということにある。
だから今、アメリカも、ヨーロッパも、日本も、みんな衰退して行っている。
ここに根源的な、そして意図的に仕組まれた間違いがある。


ヨーロッパの国々も、そしてアメリカさえも、いま「雇用、雇用」って言っている。
菅さんもそう言った。
で、雇用は増加したのか? するわけがないよ。
「雇用を減らして、富裕層だけが成長する」戦略をとっているのだから。


オバマさんの一般教書演説をテレビで見たが、もの凄くうまかった。
構成、メッセージ、堂々とした話しっぷり、抑揚、間のとり方、聞かせどころ、すべてが完璧と言ってもいいほど。


●エネルギーを他国に頼らず、自国で賄えるようにしよう。
●グリーンエコノミーで雇用を増やそう。
●製造業を復活させて、みんなでアメリカ製品を買おう。
●ウォール街の横暴を許さず、平等な社会を築こう。


言ってることは素晴らしい。
でも、大統領就任時の演説と、ほとんど変わらない。
ってことは、今まで何も実現でけてへん、ちゅうことやおまへんか?


ABCのダイアン・ソイヤーが、オバマさんへの単独インタビューで、
「でも、今さらなんでそれを言うの?」って、鋭いツッコミを入れていたけど、僕も
「そうだ、そうだ。ソイヤ、ソイヤ」とツッコミを入れたのだった。
するとオバマさんは、
「見えにくいかもしれないけどさ、GMは復活したし、それで雇用は増やしたんだよ」と。
「バカ言え。それだって、トヨタに濡れ衣きせて、ぶんどっただけじゃないか!」と、僕は旧式テレビの横っ面をぶっ叩いたのであった。

ダイアン・ソイヤー

アメリカがもし本当に、いま「Buy American」とか「製造業の復活」を考えているんだとしたら、70年代以降とった戦略は、一体なんだったのか?
それが「間違いでした」と、やっといま気づいたということなのか?


そうは思えない。
なぜなら、TPPを強く推進している。
「自由貿易」堅持で、先進国の製造業復活は、論理的にあり得ない。
国内の不満が高まって暴動騒ぎまで起きているので、リップサービスで語ったまでのこと。


そこで、最後はいつも思うのだが、日本はどうなの?
アメリカ追随が国是の日本は、「Buy Japanese」って言うの?
それとも本当にアメリカ追随で「Buy American」って言うのかな?
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