LOTUS STUDIO BLOG
これから何が起こるか。我々は何をすればよいのか。
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元旦早々「顔」ということを考えてみた。
男の顔は履歴書』というタイトルの映画があったけど、それをある女性に言ったら、「あら、女だってそうですよ」と言われた。


歳をとったら、チャーミングにならなくちゃいけないと思う。
先日、NHKBSの『百年インタビュー』という番組に、塩野七生さんが出演されていたのを見たのだが、黒のジャケットスーツの足もとが、同じく黒のピンヒールをだったのを見て「おおっ!」となった。推定、高さ7センチ。


それをまた別の女性に話したら、突如「ピンヒールを履いちゃいかんのか!」と、その女性が怒りだし、僕は「はー」と疲れました。
最初っから戦闘ムードバリバリで、ひとの話をよく聴かない人がいるのね。
僕は「塩野七生さんがチャーミングだったよ」って話をしているのに‥‥。まいりました。


いつも思うんだけど、ミュージシャンって、歳をとってからステキな顔をしている人が多い。
エリック・クラプトンとか、クラウス・フォアマンとか、めちゃめちゃカッコいい。
それと、役者さんだと、若い頃、悪役をやっていた人。どんどんいい顔になる。
二枚目は意外と、歳をとってからがダメなのね。





『ダーティー・ハリー』で狂った犯人役を演じたアンディ・ロビンソン。彼はこの役のイメージがあまりにも強烈過ぎて、その後役がつかず、ずっと不遇だったのだけれど、クリント・イーストウッドの回顧ドキュメンタリーに出てた、初老を迎えた彼は、もの凄くカッコよくなっていた。話していることが哲学になっているんだ。
それと、『ブレードランナー』でレプリカントのリーダー役を演じたルトガー・ハウアーも、超カッコよくなっている。(もっともこの人は、元々大物だけど)↓この人、ルトガー・ハウアー


hauer.jpg


結局、アーティストの顔がよくなっていくというのは、「感覚」に生きていて、「感覚」を突き詰めていくからだと思うんだ。
「感覚」は、自己の内面に直結しているので、それを追究することで、ウソのない顔がだんだんと作られていくと思うのね。
だけど、「感覚」ではなくて、「作為」をめぐらした顔はダメ。そこにウソが入って来ちゃうから。それが表に出ちゃうんだ。政治家はその典型。
二枚目顔が案外ダメになっていくのは、いい顔をつねに作ろうという「作為」が、逆作用していってるからじゃないのかな?


若いときは、誰だってそりゃキレイだけど、そのキレイさはどうしたって崩れていくわけだから、現状維持をしようたってしょせん無理なんだ。
要は、歳を重ねていくこと、その変化をどう受け入れるかだと思う。


女優さんだって、それを解っている人と、解っていない人がいる。
解っていない人は、成形でなんとか若さを保とうとするけど、見てる方は「あ、ありゃ成形してるね」なんて言いながら見ている。
でも、岸恵子さんや香川京子さんなんかは、歳を重ねることを恥だと思っていないから、堂々としていて、すごくチャーミングだ。
クリント・イーストウッドだって、あんなに皺くちゃになっても、堂々としているし、笑顔はいつもチャーミングだ。


ウディ・アレンの『マンハッタン』の中で、アレンが同棲中の17歳の女の子、マリエル・ヘミングウェイと一緒にテレビを見ながらペチャクチャ喋るシーンがある。
「あ、この人カツラだよね」「あ、ほんどだ」「なんでそのまんまにしないのかね」「醜いよね」「うん、そうだね」と、確かそんな会話だったと思う。(ウディ・アレンはもう頭のてっぺんが薄くなり始めていて、それが可笑しい)


毒蝮三太夫さんは、「みんな、若いねとか、きれいだね、と言ってあげれば喜ぶのが解っているから、自分はあえて『婆ぁっ』て、言ってやるんだ」とラジオで語っていた。
いじわるかも知れないけど、毒蝮流の「愛」だね。


僕、いつも思うんだけど、「SK2を使ったら桃井かおりさんのようになれる」んじゃないっつーの。
バケモノのように若い桃井かおりさんを、SK2のキャラクターに起用しただけなんだから。そこを錯覚しちゃいけない。
もっともCMは、錯覚させなきゃ話にならないんだけど。


だけど、若さ、若さって、そんなに若く見えなきゃいかんのかね?
結局、「若く見られたい」ってのは、老人が以前より尊敬されなくなったからだよね。
世の中、老人だらけになって、珍品としての価値がなくなったんだ。
それはとりもなおさず、老人だけが持つノウハウに対して、日本社会が見向きもしなくなったってことなんだ。
それよりは、今は、スマホとかツイッターできるってことが「価値」になっちゃってる。
箱物はいっぱい作るけど、ゲートボールで遊ばせときゃいいって感じで、箱物なんて姥捨て山なんだよな。


ミッキー・カーティスさんが言っていた。
「たまにテレビに呼ばれて、懐メロでロカビリーを歌ってくれって言われる。でも俺は、それをバラードで歌うんだ。今の俺の感覚がそうだから。昔なんてもういいんだ。俺は、今の自分の方が好きだね」って。
それで歌ったバラード。本当に絶品なんだよ。凄い!


ムダな抵抗はやめて、「今の自分の方が好きだ」って、堂々と言えるようになろうよね。
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