LOTUS STUDIO BLOG
これから何が起こるか。我々は何をすればよいのか。
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僕が最近いちばん気に入っているテレビ番組、BSプレミアムの『Amazing Voice』。
最初は「ゆるいなー」と思ってチラ見していたんだけど、だんだんハマってしまった。
先月の特集はキューバで、以前からキューバにはもの凄く関心があったから、番組を見てますますその魅力に惹き付けられた。


キューバって凄いなぁ。ライブハウスで有名な『トローバの家(La Casa de la Troba)』は国営で無料なんだぜ。それで午前10時から深夜1時までやっているの。
街でヤカンを持ってコーヒー売りをしているナイス・ギャルも、国営事業だってんだから、驚くね。
国営の行商だ。
すると、このお姉ちゃんたちは国家公務員ってことになるかな?


僕が子供のころは「キューバ危機」(ソ連がキューバにミサイル基地を建設したことをめぐって、米ソがあわや核戦争寸前というところまでいった国際危機)もあって、社会主義、共産主義の国家は極悪非道ということになっていた。
ニュースで流されるソ連の映像は軍事パレードばっかりで、軍服が野暮ったくて、何をする国か解らんという怖さがあった。(特にブレジネフの眉毛は怖かった。人形劇みたいで)

ブレジネフ

しかし、この10年くらいで映像の環境が大きく変わり、世界中の映像を見続けて僕が感じたのは、「結局、庶民はみんな同じ」ということだった。
違うように見せている、あるいは感じさせているのは「国家」であった。
「国家」というのは「枠組み」で、頭のいい人たちは「枠組み」を作るのが大好きで、それをコントロールすることに情熱を傾けている。
それで、壁が出来ちゃうんだな。
そしてその「壁(difference)」を強調するために、情報統制をいろいろ仕掛けているわけだ。
なぜか? その方が国家意識が高まり、統治しやすくなるから。そして一部の人に利益が転がり込むから。


北朝鮮は失敗したけど、映像を見ている限り、キューバの社会主義は人々がハッピーに見える。
歌って踊って酒呑んでという国民性が下地にあったから、社会主義が根付いたのか?
それとも社会主義の理想とリーダーシップがうまく機能したから、歌って踊って酒呑んでいられるのか?
隠された暗部はないのか?
ああ、キューバに行ってみたい。でも金がない。
仕方がないから、『世界ふれあい街歩き』を見て行ったつもりになるしかないが‥‥。
これを「キューバしのぎ」という。


キューバは金銭的な比較では貧しい国だと思うけど、でも生活はゆったりしていて楽しそうだな。
教育費も医療費もタダだと言うし。農業の近代化に力を入れている。
医療保険がなくて、大きな手術でもしたら家まで取られるアメリカと、どっちがいいんだろ?
オバマは医療保険改革に着手したけど、民間保険会社と保守層が「なんで貧乏人の病気や怪我の費用を、ちゃんと働いている人間が負担しなきゃならないんだ。あいつらは努力しないから貧乏なんだ」って言う。


資本主義だって、決して理想がなかったわけじゃない。
最初は理想があったんだ。理想の出発点は、案外、資本主義も社会主義も変わらないんだよね。
どうしたらハッピーな社会と生活が築けるかってことだから。
その過程で、やっぱりある程度の経済的豊かさが必要になってくる。
人間どうしたって、家が在って、働けて、メシが喰えて、安全と健康が保たれるというのは必須だから。
その基盤がないと、心がすさんで、暴力的になっていってしまうから。


資本主義は、その最低限の基盤を作るために、最初は非常によく機能した。
その成果が「中間大衆」の勃興だった。
でもその後がダメ。
テレビのニュースで真っ先に言う「株価の値動き」。あそこにはどんな「理想」があるのだろうか?
それに携わっている方々は、どんな「社会の理想」を持っておられるのだろうか?


僕らは、社会主義、共産主義の国家は極悪非道だって刷り込まれたんだけど、「でもそうでもねーじゃん、資本主義の方がひでぇじゃん」って感じだな。
資本主義と民主主義の総本山であるアメリカの若者たちも、それに気づき始めたんだな。
キューバ建国の「理想」を見たければ、次の映画がおすすめ。
モーターサイクル・ダイアリーズ
チェ 28歳の革命(2008)
チェ 39歳別れの手紙(2008)


えーと何の話しをしてたんだっけ? あ、そうだ、『Amazing Voice』だ。
今までこんな番組なかったんだけど、時代は、こういうのを求めているんだと思う。
本当は、音楽ってもっとも直截的な感情表現で、それは年齢ごとの味わいがあるものだと思うのね。
世界の音楽を聴くと、特にキューバはそうだけど、どこの国もお爺さんお婆さんがけっこう頑張っているんだ。
やっぱりその年代だからできる、様々な人生経験をしたからこそ可能、という味わいがあるのよね。
だけど、日本や韓国、台湾、香港などのアジア圏はジャリタレばっかりだもんね。
音楽産業とメディアが結託して、そういう市場を作っちゃったんだ。
でも少なくとも、僕はもうけっこう。そういうものになんにも魅力感じない。
マーケティングの香りしかしないもの。


振り返ってみると、民放のテレビ番組をまったく観なくなって1年以上経つ。
音楽産業も、今のようなことを続けていたら見捨てられると思うな。
どの業界でもそうだけど、業界人ってプロ連中は、実はもっともアマチュアなんだ。
生活のプロ、観客のプロ、視聴者のプロ、使用者のプロのどれにもなれない。


僕、以前仕事していた時(前は働いていた)、
ビール会社の会議に出て担当者に言ったの。
「あなた方は、ビールの話ばっかりしているが、一日中ビールのことばかり考えているユーザーなんていないよ」
って。
もちろんヒンシュク買いました。
こういうことばっかり言ってるからクビになるんだな。
それで、ヒンシュク財政に陥ったと。まあ、こうなるわけでげすな。
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